黒柿 KUROGAKI
古木には柿の樹内の成分と土中から吸収した成分が反応し黒深緑色の木目が出るものがあり、それを『黒柿』と呼びます。
カキノキ科の広葉樹で主に日本が原産で古くから木材としての価値が高く、和家具や茶道具等の指物等、最高級品として使用されています。この万年筆の制作にあたり、木の変化を防ぐ為、板材をあえて長期20日間の低温乾燥に掛け、ゆっくりと水分を放出させました。特に硬いとされる中心部分を選び加工していきます。出雲オリジナルの流れるフォルムに削り上がったパーツを一本一本手作業でペーパーで磨き、下塗り、めどめを3回施しウレタン塗装を2回掛けて完成させます。木を知り尽くした職人の経験と技術が『黒柿』の特徴を十分に引き出した仕上がりとなり、木の温もりを感じて頂きたい1本です。
お好みにより、グロス仕上げとマット仕上げからお選び頂けます。