京都西陣織の帯の製作技術で織り上げたオリジナルの生地、伝統の製法で作られる巻き紐、一点一点絵付けされた世界に二つとない小さな陶器の釦・・・一流の素材を集めて、遊び心のある和柄ペンシースをつくりました。
「鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)」は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて描かれたといわれる絵巻物で、
国宝に指定されています。作者ははっきりしていませんが、その内容は「日本最古の漫画」と言われるように、擬人化された動物が、
当時の世相を反映して戯画的に描かれておりとても興味深いものです。この「鳥獣人物戯画」の中でも兎、蛙、猿が描かれた特に有名な部分から、
兎と蛙が相撲をとるユーモラスな絵柄などを選び、絹織物にデザインしました。
○表生地『西陣織』
国内外で高く評価される日本の伝統的な絹織物の中でも、高級織物として特に広く知られている京都西陣織。
精密な織が持ち味の西陣織ですが、縦糸の数を増し、上質な絹糸を使うことによって品の良い光沢のある仕上がりになりました。
裏地には、大変柔らかな肌触りの起毛ポリエステル素材を使い、大切なペンを傷から守ります。
○巻き紐『真田紐』
日本の伝統的な平紐で、伸びにくく丈夫なので重いものを吊ったり、しっかりと物を縛る事が出来る為、茶道具の桐箱の紐、刀の下げ緒、鎧兜着用時の紐、帯締め等に使われてきました。
関ケ原の合戦後、真田昌幸とその一族がその独特な紐を考案し血統の者に伝承し受け継がれていったとされ、安土桃山時代には「真田の作った強い紐」といって売り歩いた事からその名前が付けられました。
○留め具『薩摩釦』<特別モデル>
江戸時代、薩摩藩が薩摩焼の技術を用いて洋服の釦を作った事が始まりの薩摩釦は、
欧米コレクターに「SATUMA」の名で珍重されました。細かい作業ゆえにいつしか生産が途絶え、現存する薩摩釦も少なくなる中で、
現代の技術を用いて一つ、一つ、絵付けを行い世界でひとつの釦を現代に蘇らせました。
○留め具枠<特別モデル>
留め具の薩摩釦を取り付けた枠は純銀製です。この製品の為に特別に製作したもので、
釦の柄が隠れず、それでいてしっかりと留められています。
○留め具『貝』<通常モデル>
通常モデルの留め具には天然の貝を使用しています。画像では伝え難いのですが、
深く美しい輝きは一般的に出回っている模造品の貝とは一線を画します。

- KINGDOM NOTE オリジナル
正絹ペンケース 『鳥獣戯画』 墨 薩摩釦留

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正絹ペンケース 『鳥獣戯画』 白よごし 薩摩釦留

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正絹ペンケース 『鳥獣戯画』 墨 貝留

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正絹ペンケース 『鳥獣戯画』 白よごし 貝留

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正絹ペンケース 『鳥獣戯画』 墨 貝留 Lサイズ

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正絹ペンケース 『鳥獣戯画』 白よごし 貝留 Lサイズ